2022/05/10
家づくりを行う上で、断熱性能に着目している方は多いのではないでしょうか。
中には、高断熱の住宅を建てるために、断熱性能を比較し判断しようとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、断熱性能を比較する際のポイントや断熱材の種類を紹介します。
□断熱性能を比較する際のポイントをご紹介!
断熱性能の比較を行う際に押さえておきたいポイントは全部で3つあります。
まず1つ目は、住む地域によって、推奨される断熱性能の数値が異なることです。
同じ日本でも、地域によって平均気温や環境は大きく異なります。
そのため、家づくりを行う際は、自分が住む地域の環境と合った基準を参考に比較するようにしましょう。
2つ目は、Q値やUA値はあくまで参考として考えることです。
断熱性能の住宅を表すために計算されるQ値やUA値ですが、これらの数値は絶対的な数値ではなく、あくまでも参考程度に考えることをおすすめします。
なぜなら、住宅に設置する窓の形や大きさ、断熱材によって数値は大きく変化するからです。
中には、たとえQ値やUA値が高断熱であることを示していても、住宅の窓がとても小さいことが理由である場合も考えられます。
そのため、家づくりにおいて、Q値やUA値は一つの参考として見ましょう。
3つ目は、気密性能も含んで考えることです。
高断熱性のある住宅を建てるためには、Q値やUA値だけではなく、気密性能を表すC値も同様に考えることが必要です。
気密性能が高い住宅は、家にある隙間が小さいということなので、室内にある熱を外に逃がしにくくなります。
そのため、断熱性能を比較する際は、気密性能を考慮した上で行うようにしましょう。
□断熱材の種類をご紹介!
高断熱の住宅には、断熱材も欠かせない重要ポイントです。
続いては、住宅に使用される断熱材の種類を3つ取り上げてご紹介します。
1つ目の種類は、無機繊維の断熱材です。
無機繊維は、布団のように柔らかく繊維が細かいため、空気を中に閉じ込めやすいことが特徴です。
断熱材の中でも比較的多く使用されており、鉱物が主な原料です。
2つ目の種類は、木質繊維の断熱材です。
木質繊維は、圧縮した天然素材を用いて作られています。
吸音性や吸放湿性に優れている、自然素材の断熱材です。
3つ目の種類は、発泡プラスチックを用いた断熱材です。
この断熱材は、空気やガスが閉じ込められた細かな泡がプラスチック素材の中に存在します。
そのため、熱が伝わりにくく、気密性が比較的高いとされています。
以上3つが、断熱材の種類です。
それぞれの種類によって特徴や費用が異なるため、理想の家のイメージやニーズに合った種類を選んでみてください。
□まとめ
今回は、断熱性能を比較する際のポイントや断熱材の種類をご紹介しました。
高断熱の住宅を建てるには、住む地域の環境や住宅に合った情報を比較し、断熱材を取り入れることが大切です。
当社では、お客様のご要望に沿った断熱工法を提案しますので、お気軽にお問合せください。