2022/03/30
新築をお考えの方に知っていただきたいのが、耐震等級です。
日本は地震大国と言われているからこそ、安心して住み続けるためには耐震等級3の家が好ましいとされています。
そこで今回は、耐震等級3の家を選ぶメリットや耐震等級3相当の家との違いを紹介します。
□耐震等級とは?
そもそも耐震等級とは何なのか知らない方もいらっしゃるでしょう。
そこでまずは、耐震等級について解説します。
耐震等級とは、地震に対して建物がどれくらい強いのかを表す等級です。
その耐震性を決める基準は3段階あります。
まず、耐震等級1の家です。
これは最低限の耐震性がある家を意味し、震度6強ほどの揺れではすぐに壊れないとされています。
しかし、大きな地震があった際には完全に耐えるとは言えないので家の建て替えなどが必要でしょう。
次に、耐震等級2の家です。
これは等級1の1.25倍の耐震性を備えています。
震度6強の地震があっても、必要なのは家の補修程度です。
最後に、耐震等級3の家です。
この場合は等級1の1.5倍もの耐震性があると言われています。
震度6強の地震が起きても、基本的に家の軽い補修程度で済みます。
□耐震等級3のメリットや等級3相当との違いとは?
続いては、耐震等級3を選ぶメリットと、耐震等級3相当の家との違いを紹介します。
まず、メリットとして挙げられるのは、地震保険の割引を受けられることです。
家を建てた後、多くの方が火災保険に加入しますが、それに加えて地震保険に入る方も増えています。
その際、耐震等級3の家であれば地震保険が割安となるのです。
実際に割引を適用するには、耐震等級3の家であるという国の定めた長期優良住宅の証明が必要です。
次に、耐震等級3相当の家について解説します。
中には耐震等級3相当と言われている家が存在しますが、これは耐震等級3と同様に耐震性があるというわけではありません。
正式的に耐震等級の基準を与えるには、機関による正式な検査に合格する必要があるのです。
しかし検査を受けるには費用がかかります。
そのため、検査の代わりに耐震等級3で使用されている資材などを同じように取り入れることで耐震等級3相当の家が作られています。
これらの家は機関から正式な認定を得ていないため、本当に耐震性があるとは言えません。
□まとめ
今回は、耐震等級3の家を選ぶメリットや耐震等級3相当の家との違いを紹介しました。
地震はいつ起きるのか予想はできないため、地震対策として安全に暮らせる環境を自ら作っておくことはとても大切です。
そしてより安全性を求めるためには、やはり耐震等級3の家が好ましいです。
皆さんもこの記事を参考に耐震性のある家づくりをしてみませんか。