2022/02/06
「雪に強い家にしたい」
このようにお考えの方におすすめなのが、無落雪屋根です。
この記事では、無落雪屋根の方式やメリットについて詳しく解説します。
新築を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
□無落雪屋根とは?
雪に強い屋根として注目を集めているのが、無落雪屋根です。
北海道のような雪がたくさん降る地域では、多くの家で採用されています。
大きな特徴としては、屋根の上にある雪を下ろすことなく、快適に過ごせることです。
「雪が自然に溶けるのを待つ」というスローガンのもと誕生したので、大変な雪下ろしも必要ありません。
無落雪屋根は、大きく3つの方式に分類されます。
1つ目は、勾配屋根方式です。
勾配のある三角屋根に雪止めが設置されている、または最初から雪止めがついている構造です。
積もった雪は雪止めに引っかかって、滑り落ちることなくそのまま自然に溶けます。
2つ目は、ルーフフラット方式です。
勾配屋根方式と似ていますが、こちらは三角ではなくフラットな屋根になっています。
わずかに勾配がつけられており、雪どけ水や雨水は傾斜方向に流れていきます。
3つ目は、スノーダクト方式です。
中央部分にあるダクトに向かって、ゆるい勾配がついている構造の屋根です。
自然に溶けた雪が、ダクトから室内を通って外に排出されるようになっています。
□無落雪屋根のメリットをご紹介!
まずは、雪下ろしの手間を省けることです。
最近では雪下ろしで腰や肩を痛めてしまったという方も多いと思います。
しかし、無落雪屋根にすることで、雪下ろしや落雪後の除雪のような手間がかかることはありません。
次は、落雪がなくなることです。
雪が近隣住民の土地や道路に落ちてしまってトラブルになるケースもあると思います。
自分の土地に落とせば問題ないと思うかもしれませんが、場合によってはそのような場所を確保できないこともあります。
無落雪屋根なら落雪による事故やトラブルを防げるのです。
最後は、雪止めの設置が不要になることです。
地域相場にもよりますが、雪止めを設置するためには数十万円の費用がかかることもあります。
新築から無落雪屋根の場合は、このような費用も抑えられます。
□まとめ
この記事では、無落雪屋根の方式やメリットについて詳しく解説しました。
どのようなメリットがあるのかおわかりいただけたと思います。
雪で悩みたくないという方は、ぜひ無落雪屋根を検討してみてはいかがでしょうか。
新築をお考えの方は、いつでも当社にご連絡ください。