2022/01/26
新築やリフォームを考えている方も多いのではないでしょうか。
日本で暮らしていると、地震などの災害を考慮して家づくりをする必要があります。
この記事では、地震に弱い家の形や注意すべき家の構造を紹介します。
□地震に弱い家の形とは?
地震に強い家の形とは、正方形や長方形のようなバランスの取れた形です。
これらの形は、全ての面が支え合っていて、エネルギーが壁や地面に伝わりやすく、地震に耐えやすい構造になっています。
反対に地震に弱い家の形とは、凸凹した複雑な形です。
エネルギーが各部分に伝わりやすく、ねじれや歪みが生じてしまうと、ひび割れや倒壊の危険性があります。
地震に弱い家の形であっても、耐震補強をすれば耐久性の高い家にできるため、不安な方は設計の際に相談してみましょう。
□注意すべき家の構造を紹介します!
地震に弱い家の形を紹介しましたが、具体的にどのような構造の家なのかを見ていきましょう。
3つの例を紹介します。
1つ目は、3階建ての木造住宅で、ビルトインガレージのある家です。
ビルトインガレージは住宅の1階に駐車場がある家で、土地を効率良く使えることから人気があります。
しかし、この造りは1階の道路側に壁がほとんどない構造であるため、バランスが崩れやすく、耐震性が弱くなってしまいます。
そのため、重量鉄骨工法にしたり、壁がなくても強度の強い構造設計にしたりなどの工夫が必要です。
2つ目は、大きな吹き抜けのある家です。
吹き抜けがある家は、明るく開放的で人気が高いです。
しかし、家を支える柱や壁の量が少ないため、耐震性が弱くなってしまいがちです。
鉄筋コンクリートや重量鉄骨でない場合は、耐力壁や耐震設計を考えましょう。
また、吹き抜けは冷暖房の光熱費が高くなるなど、耐震性以外に断熱性も考慮して設計する必要があります。
3つ目は、増改築した家です。
増築や改築して、コ字やL字の形の家は、境界部分から壊れやすくなっています。
平家建てに2階を増築するなど、元の部分と新しい部分の耐震性が違うと、地震によってバランスを崩しやすくなってしまいます。
それぞれの構造を確認して、柱で補強したり、壁の量を増やしたりして、地震に耐えられるようにしましょう。
□まとめ
今回は、地震に弱い家の形や注意すべき家の構造を紹介しました。
地震に強い家にするためには、家の形を考慮することが大切です。
いつ起こるかわからない災害にもしっかり対策しましょう。
新築に関して何か分からないことや悩みがあれば、ぜひ当社にご相談ください。