2022/01/22
平屋住宅を検討している方も多いのではないでしょうか。
平屋の大きなメリットとしてあげられるのが、地震に強いということですが、その理由にはその構造が関係しています。
この記事では、平屋が地震に強い理由やさらに耐震性を強くする方法を紹介します。
□平屋がなぜ地震に強いかを解説します！
平屋は2階建てや3階建ての建物と違って、地震に強いという特徴があるというのを聞いたことがある方も多くいらっしゃるでしょう。
平家が地震に強い理由は、大きく分けて2つです。
1つ目は、構造がシンプルであることです。
平屋は2階建てや3階建ての住宅と比較して、構造がシンプルです。
長方形や正方形のようなシンプルな形であると、地震の振動の力も分散しやすく、倒壊のリスクも少ないです。
一方で、複雑な構造であれば、力が1点に集中して、境界の部分から崩れやすくなっています。
2つ目は、高さがないことです。
建物は高さがあるほど揺れやすく、振動の影響を受けやすいです。
平屋は高さがないため、揺れによる影響を受けにくく倒壊のリスクが低いです。
平屋にも種類があり、構造はそれぞれ違いますが、上記の理由によって比較的耐震性が強い傾向にあります。
□平屋建てをさらに地震に強くする方法を紹介します！
さらに強くするには、耐震診断をして必要な箇所を耐震補強することです。
具体的な方法を3つ紹介します。
1つ目は、今ある壁を補強用合板や筋交いで補強したり、新しく壁を増設したりすることです。
筋交いとは、平行線にある柱の間の壁に木材を交差させて補強するものです。
建物の周りの壁は建物全体の支えとなる重要な部分です。
2つ目は、柱の強化です。
壁を増やすと光が入りにくくなるため、光が入るようにしたいという場合は、柱を筋交いで補強したり、柱と床や天井の接合部分に耐震用金具を取り付けたりすると良いでしょう。
そうすることで、柱が倒壊するリスクを減らせます。
3つ目は、屋根の重みを軽減することです。
瓦屋根や土葺き屋根などの素材は重量があるため、家にかかる負担が大きいです。
そのため、軽い素材を用いて、家にかかる重みを軽減させると、耐震性を高められます。
□まとめ
今回は、平屋が地震に強い理由やさらに耐震性を強くする方法を紹介しました。
万が一の場合に備えて、しっかり対策したいという方は、平屋を検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、耐震性に優れているからといって油断せず、より地震に強い家づくりを目指しましょう。
住宅に関して何か分からないことや悩みがあれば、ぜひ当社にご相談ください。