2022/06/02
住宅ローンの借入額を決める際、重要になるのが返済比率です。
返済比率とは、年収に占める年間のローン返済額の割合です。
今回は、無理のない返済をするための返済比率について解説していきます。
□理想の返済比率はどのくらい?
返済比率は、住宅ローンの審査にも用いられるほど重要な指標です。
なぜなら、返済比率を見れば無理のない返済かどうかが一目瞭然だからです。
返済比率の計算には、住宅ローンだけでなく奨学金や車のローンも含まれていることに注意しましょう。
これは、住宅ローン以外の借入が多い人は住宅ローンで借りられる額も少なくなってしまうことを意味しています。
住宅ローンの理想的な返済比率は、手取り収入の20%とされています。
以下では、20%以内が理想の返済比率である理由を説明します。
1つ目の理由は、住宅ローンの返済中に収支が変動する恐れがあるからです。
住宅ローンは長期にわたって返済しなければならないので、その間に子どもの教育費が思った以上にかかったり、転職や失業により収入が減ることも十分考えられます。
2つ目の理由が、住宅の維持に関する支出が増えるからです。
住居を所有すると、固定資産税や火災保険料、維持費などがかかってきます。
固定資産税の減免制度も3年で終わってしまうため、年数を経るほどこれらの支出は家計に影響を与えてくるのです。
これらの家計への負担に対応するためにも、返済比率を20%以下にしておくことは重要なことなのです。
□返済比率をどうしても高くしたい場合は?
返済比率は少し高くなってしまうけど、どうしても理想の住まいを手に入れたいという方は、以下のことを考えると良いでしょう。
まず必要なのが、十分な額の頭金の用意です。
返済比率が高くなってしまった以上、頭金の額を増やすしかありません。
頭金を用意して、返済額自体を減らすことが可能かどうかを考えましょう。
次に、自分の職業が収入のアップダウンが少ない職業かどうかを考えましょう。
例えば、自営業の方や歩合制の職業の方は、アップダウンの激しい職業である可能性が高いです。
このような方は将来的に完済できるかが不透明なので、返済比率を高くするのはあまりおすすめできません。
□まとめ
今回は、住宅ローンの返済比率について主に見てきました。
本記事で紹介した目安を参考にして、借入額を決めると良いでしょう。
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